研修スケジュール(1例)
≪専攻医3年次≫
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
総合内科 | 地域研修 | ||||||||||
救急 |
≪専攻医4年次≫
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
総合内科研修 | 選択 | ||||||||||
救急 |
≪専攻医5年次≫
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
循環器内科研修 | 総合内科 | ||||||||||
救急 |
≪週間予定の1例≫
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
7:30~8:15 | 新入院カンファレンス | 新入院カンファレンス | 新入院カンファレンス | 新入院カンファレンス | 新入院カンファレンス | 新入院カンファレンス |
8:40~9:00 | ERカンファ | ERカンファ | ICU全科回診 | 症例発表 | 医局全体勉強会 | ERカンファ |
8:40~9:00 | 医局会 | 医局会 | 医局会 | 医局会 | 医局会 | 医局会 |
9:00~12:00 | 内視鏡研修 | 内科外来 | 病棟管理透析管理 | 内科外来 | 救急外来 | 内科外来または病棟管理 |
13:00~17:00 | 透析回診または病棟管理 | 病棟管理シャント造影検査 | 訪問診療病棟管理 | 救急外来または病棟管理 | 病棟管理または透析 | 当直もしくは半休 |
16:30~17:30 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 |
≪ローテート可能科≫
各人の興味、余裕に合わせて透析診療、シャントPTA、消化器内視鏡、気管支鏡など一歩踏み込んだ領域の経験を積むことも出来ます。
循環器ローテーションも選択可能です。当院は鹿児島県第2位のPCI件数を誇っており、症例は豊富です。鹿児島県第2位の症例件数を誇る心臓血管外科も擁しており、症例の幅も広いです。循環器ローテーション中もお客さん扱いされることはなく、手技もどんどん経験できます。
5年目には“チーフレジデント”として、入院患者全体の把握、レジデントの采配、他科からのコンサルトへの対応を行い、内科研修の総まとめをします。
指導医
田村 幸大(副院長:内科部長)
研修管理委員長、日本内科学会総合内科専門医、腎臓学会専門医、救急医学会専門医、感染管理医師、日本病院総合診療医学学会認定医
貴島 沙織(部長)
日本内科学会総合内科専門医、産業医、緩和ケア委員会委員長
辻 貴裕(副院長:循環器内科部長)
日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、医学博士
専攻医
野津 百合子(5年次)
戸早 俊二(4年次)
横山 弘典(4年次)
アピールポイント
当院ではかかりつけ医としての外来診療も行っており、後期研修医も週2コマの外来を担当します。この外来診療の中で、生活習慣病へのアプローチ、患者指導の方法を学びます。また、緊急入院となった症例も入院中の主治医が継続して外来でもフォローを行うため、“病気の治り方”“社会復帰の仕方”を学ぶことが出来る最重な場となっています。
多くの急性期病院では慢性期になると療養型病院への転院、開業医への逆紹介が行われ長期的フォローアップがしにくい環境となっています。しかし、治療の場が入院から外来へ急激にシフトしてきている現在においては、外来診療でなければ診ることが出来ない疾患も多数あります(糖尿病、高血圧、慢性腎臓病、甲状腺疾患など)。そのような疾患の診療経験を確実に積んでいくことが可能です。
大隅半島は急性期病院が限られているため外来や救急で診た診断がついていない患者、経過が気になる患者が“他の病院を受診してしまってフォロー出来ない”ということがほとんどありません。そのため、自分自身の診療に関するフィードバックが可能です。
外来診療だけではなく、訪問診療も行っています。患者が大きな労力を払って遠方から通院していることを身を以て体験することが出来ます。また、入院中には見ることが出来なかった患者の日々の生活の姿、多くの笑顔を見ることが出来ます。日々の生活環境を知ることは、総合診療の大きな力になります。
大隅半島には呼吸器専門医常勤の施設が1施設しかないため、当院でも肺がん診療を積極的に行っています。気管支鏡、CTガイド下肺生検で確定診断を行い、その後の治療・経過フォローまで行います。肺癌は進行の早さ故に、お亡くなりになるケースも少なくありませんが、最期まで担当しターミナル・ケアや看取りの経験も積むことが出来ます。
外科、整形外科、心臓血管外科、口腔外科などの外科系診療科も地域の最後の砦として重症症例、内科的合併症を抱えた症例の手術に積極的に取り組んでいます。そのような外科系診療科とコラボレーションの期間が多いのも特徴の一つです。
3ヶ月~1年間などの短期間の研修も可能です。
認定内科医、総合内科専門医、救急科専門医、抗菌科学療法学会認定医、病院総合診療医学会認定医の取得が可能です。数年後には腎臓専門医も取得可能となる予定です。(ただし、専従歴等の制約からすべてを取得するためには10年計画となる可能性があります)
田村が鹿児島大学腫瘍学講座人体がん病理学の大学院生として研修活動を行いました。病理学会総会での発表も済ませており、博士論文の作成により博士号取得の予定です。また、8年目の医師も医学教育学の大学院生として在籍しております。鹿児島大学には当院に在籍したまま社会人入学できる制度があるため、博士号の取得も可能です。
大隅鹿屋病院を日本でも指折りの【僻地の総合内科医教育病院】にするという夢の実現のためには、まだまだ多くの若い力が必要です。より良い教育病院を目指して一緒に作り上げていってくれるあなたを待っています。